取り壊されることになった朝鮮学校の歴史ある旧校舎で行われたアートイベント「YAKINIKU-Artist Action in EDAGAWA」 。
そこでは様々な表現者たちが展示やパフォーマンス、ワークショップを行い、最終日には集まった人たちと共に「消えゆく講堂内で七輪焼肉を味わう」というイベントが行われました。
煙で燻されながらも笑顔で語り合う人々は、それまで面識のない人たちがほとんどでした。それは一つの民族学校とアートとが密接に絡まり合った瞬間であり、とても意義深いことだと私たちは考えます。
4 日間に及んだイベントは、統率する者もなしに賛同者たちが支え合いながら実現させたイベントです。
「記憶を記録にする」
本を手に取ってもらう事で、少しでもその時を共有していただければと思、出版記念イベントを開催しました。
またこの本をきっかけに、新たな出会いが生まれる事を願います。
開催概要
日時:2013年3月31日(土)12:00〜15:30
会場: 東京朝鮮第二初級学校
関連イベント
出版記念会の関連イベントとして、東京朝鮮中高級学校美術部による参加型パフォーマンス『近未来ウリハッキョ202X』が行われました。
YAKINIKU本の出版記念イベント前に、東京朝鮮中高級学校美術部の学生たちによるパフォーマンスイベントを行いました。
自分たちの権利、自分たちの未来に関して、ボーっとしていたら、すぐに「そうじゃない未来」が来てしまう。
そんなこと考えて、高校生たちがパフォーマンスを行いました。
タイトル:東京朝高美術部企画 参加型授業パフォーマンス
「近未来ウリハッキョ202X」
日時:2013年3月30日(土)11:00~11:45
会場:東京朝鮮第二初級学校
朝鮮高校無償化が実現しなかった時系列の未来、202X 年の東京朝鮮中高級学校。「高校無償化闘争」を勝てなかった当時の高校生は母校の教員となって いた…
近未来が舞台の朝鮮高校で、現代史授業で語られる事とは。そして、授業で起こった事件を通じて私たちは何を思うのか。
私たちの未来はいくつにも分かれている。
そして、それを選択するのは私たちだ。
入場:無料
出演者:東京朝鮮中高級学校 美術部+当日参加者(参加型パフォーマンス)
授業案:パク・ステ
資料制作:美術部